形はごくスタンダードな円柱の蝋燭ですが、表面には、まるで陶器に釉薬を掛けたような揺らぎがあります。
ひとつひとつ、模様の出方や色の重なりが微妙に異なり、同じ表情のものはありません。
プリミティブな凹凸のある質感は、手に取ると落ち着いた存在感があり、空間に静かに馴染みます。
朝の光がやわらかく差し込む時間や、
音の少ない部屋で、お茶を飲みながら過ごす時間。
ゆっくりと自分の感覚を取り戻したいときに、そっと灯していただきたい蝋燭です。
炎は穏やかで、主張しすぎることなく、ただそこに在り続けます。
何かを考えるためでも、何かをしなければならない時間でもなく、
ただ静かに過ごすための灯りとして。
ひとつひとつ手仕事でお作りしているため、表面の模様の出方はお選びいただけません。
どのような表情の蝋燭と出会うかも含めて、この作品の楽しみとして受け取っていただけたらうれしいです。
〈素材〉パラフィンブレンド、パームワックス